ナズマド
いわずと知れた人気No.1ポイント!まさにマクロ・大物・ワイドなんでも来いといった感じのポイントで、八丈ならではの魚たちもここで網羅できる。コースも色々あり三次元的にも広い。 リクエストの多いユウゼン玉や深海の貴公子ニタリ、憧れのハンマーヘッドなども見られることもある。ジンベエやマンボウの目撃例もあるほど・・・。
マクロでは和・洋ピグミーからレアなサクラコシオリエビの出現例もある。イザリウオの仲間がでることも多く、とろうと思えば水深もとれるので深場の魚も見られる。また基本的にはボートポイント扱いになる隣接の「ナカノママ」というポイントに泳いでいくこともあるがこちらにはシンジュアナゴの大コロニーがあり、一見の価値あり。しかしよほど条件がそろわないとナズマドからはいけません。
何と言ってもナズマドを潜るとその魚類相の豊富さには驚かされるであろう! またカメも多いポイントで絶好調だと1ダイブに20頭・一度の視界に10頭見られることもある。 しかし不思議なことに1頭も見られないこともあるが、そんな時に「カメがいないなんて珍しいね」というコメントが出てしまうほどカメが多いと言えよう。
地形は馬の背と呼ばれる細長い根が沖に伸びていて、その落差は最大20mと沖からみるとビルのようでもある。馬の背には一箇所トンネルもあり、中は魚影が濃い。先端にはシンボルの大きなオオイソバナがついている。 また馬の背のさらに沖には二の根と呼ばれるやはり細長い根が伸びていてこちらはトップでも−20mぐらいなので上級コース。 こちらは先端までいき、下を見下ろすと底が見えないぐらい深いのであたりまえだがガイドより深い場所にはいないこと。
右のコースではV字型に切れ込んだクレパスのような根があり幼魚やマクロが充実、沖に行くとマッタンホルンを彷彿とさせるような尖がった根があり三角根と呼ばれている。 トップで−18mぐらいで大物待ちをはここですることが多く、沖はやはり深い。 八丈小島と八丈島の間ポイントで、水路になるため流れに注意しなければいけないポイントだが、その潮流がこれらの根にぶつかってこその魚影の濃さである。 潮が速いと沖に出られないが、なさ過ぎると魚影が薄かったりと入るたびに違う印象を受けるポイント、兎にも角にも潜ってみてくださいの一言につきる! ポイント紹介に熱が入る筆者の思いからもその素晴らしさは伝わるのではないだろうか? ゲストがいない日でもナズマドが凪ぎると仕事そっちのけで潜りに行ってしまうのだ!
ロープを用いてのエントリーで、多少波がパシャつくことが多く滑るので注意が必要。とにかく流れ出すと潮の流れが速いポイントなのでブリーフィングをしっかり聞いてください。このポイントは他のビーチポイントと違い、場所によっては水深がかなり深いため中層の移動もあるので、ガイドより深い場所には絶対に行かないように注意!